

アフガニスタンの学校で配布されたビスケット
アフガニスタンの学校で配布されたビスケット
ABCクッキングスタジオは、世界食糧計画(WFP)と日本国内初の「広報パートナーシップ契約」を締結しています。今回は WFPが配っている「栄養強化ビスケット」についてお伝えします。
栄養補給のためのオリジナルの非常食
アフガニスタンの工場で製造される様子
WFPが緊急支援や学校給食で配布する「栄養強化ビスケット(Fortified Biscuits)」は、緊急時に栄養バランスの取れた食事を手軽に摂取するために開発されたオリジナルの非常食です。
このビスケットは、WFPの衛生基準をクリアしていれば世界各地の工場で製造することが可能です。製造から18カ月以上の長期保存できることが条件のため、原材料の品質管理やパッケージの強度など、いくつもの厳しいチェック項目をクリアしている必要があります。
形は製造する工場によってさまざまですが、中央に「WFP」の文字を刻んだシンプルなデザインで統一されています。味はプレーンの1種類のみ。日本の一般的なビスケットより甘く濃厚な味わいです。お菓子ではなく栄養補給を目的としているため、100gで430kcal以上と規定されており、ビタミンやミネラルも強化されています。
バングラデシュで配布されたビスケット
アフガニスタンの工場で製造される様子
バングラデシュで配布されたビスケット。
アフガニスタンのビスケット工場
On #WorldFoodDay and every day the women in this WFP-supported biscuit factory in #Afghanistan helps more than 700,000 girls and boys receive fortified biscuits at school each morning, helping them stay active and learn better. pic.twitter.com/Ea376D3oMb
— WFP in Afghanistan (@WFP_Afghanistan) October 16, 2025
食べ方の指導から製造まで、現場に寄り添うWFPのビスケット
WFPは対象者に合わせ、「2〜5歳児には1日100gを推奨」「清潔な水と一緒に食べる」といった食べ方の指導も行っています。
アフガニスタンのヘラートにある工場では、1日25トンのビスケットを製造することができます。原料はすべて国内で調達しており、工場内に張り巡らされたベルトコンベアの上を、大量のビスケットが流れています。専用の倉庫で保管され、非常時はもちろん、近隣で開催されるWFPのプログラムで配布されます。
形は違っても、中央に刻まれた「WFP」の文字は、困難な状況下にある人々に届けられる安心と命を繋ぐ支援の象徴となっています。
ビスケットを食べる子供たち

世界食糧計画(WFP)とは?

飢餓のない世界を目指して活動する国連の食料支援機関。緊急時には命を救う食料を届ける共に、紛争や災害などのショックから立ち直り、豊かで持続可能な未来を築くための支援を実施しています。世界の120以上の国や地域で、年間1億5000万人以上を支援。2020年にノーベル平和賞を受賞。
世界食糧計画(WFP)特集
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Vol.73 :
紛争、洪水、相次ぐ地震、そして過酷な冬/危機に見舞われる人びとへ、今日を生きるための食料を
Vol.72 :
特集:国連WFP親善大使の杏さん チュニジアを訪問 ― 学校給食支援、女性主導の農業開発団体の現場を視察 ―
Vol.71 :
特集・実を結び始めた国連WFPの自立支援 ― アフリカ サヘル地域の緑化、戦火のウクライナ・地震被災のシリアでの自立支援





